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官松嶺記・官松嶺跡(カンショウレイアト)

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官松嶺記」は、琉球王国時代の1497年(弘治10)に建立された石碑である。

 石碑が建立された丘は俗に「下ナチジナームイ」と呼ばれ、万歳嶺(俗称「上ナチジナームイ」、現観音堂)の西方に続く均整のとれた小高い丘陵で景勝の地であった。時の国王尚真はこの丘に数千株の松の苗を植えさせ、「官松嶺」と名付けた。碑文は円覚寺の僧種桂の撰文で、名前の由来とともに松が生い茂る様を国王の長寿・人徳にたとえ、国の繁栄を讃えた内容となっている。
 官松嶺一帯は、1914年首里・那覇間に電車が開通したのに伴い、北側斜面沿いに軌道が敷設された(1933年廃止)。昭和初期には名前の由来となった松の木々はすでになかったという。沖縄戦(1945年)の後、官松嶺の頂上付近は削られて民家となり、南側にホテルが建設された。
 沖縄戦で破壊された「官松嶺記」の碑は、残欠(上半分)が沖縄県立博物館に残されている。本碑は残欠や戦前の拓本をもとに、材質を中国福建省の輝緑岩、碑身の高さを164cmとして、元の建立地に近接する現在地に新たに復元したものである。

以上、現地の説明版より

所在地:那覇市松川444

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