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伊波普猷生家跡地(イハフユウセイカアトチ)

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沖縄学の父として知られる伊波普猷の生家跡地。

 伊波は、琉球処分を目前にした1876年に、那覇の西村で生まれた。生家は那覇士族魚氏の家系で、素封家として知られていた。
 沖縄県立第一中学校在学中の1895年(明治28)に、英語科廃止問題からストライキ事件が起こった。伊波は、その首謀者の一人として退学処分となった。上京して浪人後、京都の第三高等学校(現京都大学)に入学。1903年(明治36)には東京帝国大学(現東京大学)に進み、言語学を専攻した。
 1906年(明治39)に卒業して帰郷すると、沖縄に関する画期的な研究論文を次々発表し、沖縄人による沖縄研究の先陣を切った。1910年(明治43)に沖縄県立沖縄図書館の初代館長となり、資料収集の他、各地で300回余りにおよぶ衛生に関する講演を行うなど、啓蒙運動にも精力的に取り組んだ。
 1911年(明治44)には諸論考をまとめて、沖縄研究の記念碑的著作となる「古琉球」を出版した。その後も、真境名安興、東恩納寛惇らとともに沖縄学の確立に大きな役割を果たし続けた。
 1925年(大正14)、館長職を辞して上京。生涯をかけた「おもろさうし」の研究に没頭し、多くの成果を遺した。
 終戦間もない1947年(昭和22)8月13日、米軍占領下の故郷沖縄の将来を憂いながら東京で病没した。享年72。
 伊波は、近代沖縄が生んだ第一級の研究者、啓蒙家であった。

以上、現地の説明版より

所在地:那覇市西1-13-3

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※当社は宮古島に所在していますが、沖縄本島でも活動している方をご紹介可能です。

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